令和初の直木賞に大島真寿美さんの『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』が選ばれました!
大島さんは2回目の候補での受賞ということですが、出身地や大学、今までの経歴に迫っていきたいと思います!
大島真寿美の大学や出身は?
https://t.co/36XyAaW4MC#芥川賞 に今村夏子さん(写真右)の「むらさきのスカートの女 」、#直木賞 に大島真寿美さん(同左)の「渦 妹背山婦女庭訓 魂結び」が選ばれました。(達)#今村夏子 #大島真寿美 #むらさきのスカートの女 #渦妹背山婦女庭訓魂結び pic.twitter.com/3qFe6PZnTo
— 朝日新聞 映像報道部 (@asahi_photo) 2019年7月17日
愛知県立昭和高等学校
大島真寿美さんの出身地は愛知県名古屋市で、愛知県立昭和高等学校を卒業しています。
高校在学中から脚本の執筆を開始していたというので、人間関係科に進まれたのもうなずける気がしますね。
母校の愛知県立昭和高校では卒業生の9割が四年制大学へ進学するとのことで、県内でも有数の進学校です。
卒業生には元厚生労働副大臣の牧義夫さんや、のちに大島さんへ影響を与えた小説家の山田正紀さん、向田邦子賞や江戸川乱歩賞等を受賞した作家の野沢尚がいらっしゃいます。
政治や文芸だけではなく、スキマスイッチの常田真太郎さんやアニメ監督の谷口悟朗さん、モデルの加藤里奈 さんも輩出しています。
進学校でありながらも、個性を重視した校風だったことがうかがえますね。
南山短期大学
愛知県立昭和高校卒業後に、南山短期大学に入学、人間関係科を卒業しています。
南山大学の短期大学部としての位置づけでしたが、現在は入学者募集を停止しています。
少人数教育を重視した校風で、学生の出席状況には厳しくチェックがなされたそうです。
自由なイメージの大学生には少々厳しいルールだったのかもしれません。
しかし、この南山短期大学は、ビジネス誌『プレジデント』に掲載された上場企業の「女性社長・役員になりやすい大学ベスト30」に
全国にある大学のなかで短期大学としては1位にランキングされています!
厳しいルールの中でもビジネスセンスが養われる教育環境だったことがうかがい知れますね。
この中でも大島真寿美さんが専攻された人間関係科は、体験学習を通じて現実の人間関係に対応できる能力を高める人材を育成することが目的として設けられ、のちの大島さんの小説の礎を築いたのだと推測できます。
大島真寿美の作品への評価は?
そんな大島さんですが、時代小説は今回が初挑戦だったそうです。
作品への評価は、1992年に「春の手品師」で第74回文學界新人賞を受賞し、同年すばる文学賞最終候補となった『宙の家』が刊行されます。
2012年の『ピエタ』では第9回本屋大賞で第3位を受賞します。
そして、2014年『あなたの本当の人生は』で第152回直木三十五賞の候補になるも受賞はならず、2019年、この『渦 妹背山女庭訓 魂結び』で第161回直木三十五賞を受賞しました。
大島真寿美の直木賞受賞作品のルーツ
今回の作品のルーツとなるエピソードがあり、大島さんは歌舞伎好きが高じて中学時代から地元、名古屋市の御園座に通うほどだったんだそうです。
小説家を自然と志したのもうなづけますね。
そのせいか、ずっと編集担当からは歌舞伎の小説を書いてほしいと頼まれていたんだそうです。
断り続けていたそうですが、今回のモチーフである『妹背山婦女庭訓』なら何か書けるかもしれないと感じたそうです。
作品のことを知ろうと、2015年に国立劇場で初めて文楽を観劇したそうで、その際の桐竹勘十郎さんの遣う人形に釘付けになったそうです。
そこから文楽の勉強を始め、現役の人形遣いへの取材はもちろん、なんと大阪で毎月開かれる義太夫教室に通い、発表会にまで出たほど!
まさに好きが高じての作品であり、今回の直木賞受賞に至った経緯なのではないでしょうか?
大島真寿美は結婚している?夫は?
大島真寿美さんの結婚やご主人などの情報は今回のリサーチでは得られませんでした。
非公開にされているのか、文楽に夢中になったエピソードから見るに今はお仕事に熱中されているのかもしれませんね!
島真寿美の直木賞受賞 祝福メッセージ
第161回 #直木賞 6人の女性候補者から受賞したのは#大島真寿美 さん
『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』https://t.co/TeJnlXpFPR
でした。
おめでとうございます!#文学賞 #文楽 #人形浄瑠璃 pic.twitter.com/LV6DWGGLob— 文藝春秋プロモーション部 (@bunshun_senden) 2019年7月17日
【話題書より】第161回芥川賞・直木賞が先程、決定いたしました。芥川賞は今村夏子さん「むらさきのスカートの女」(朝日新聞出版)、直木賞は大島真寿美さん「渦 妹背山婦女庭訓 魂結び(うず いもせやまおんなていきん たまむすび)」(文藝春秋)が受賞されました。#芥川賞#直木賞 pic.twitter.com/j4ePglQWOH
— 丸善・多摩センター店 (@tamacenterten) 2019年7月17日
そして第161回(2019年上半期)#直木賞 も発表されました。
大島真寿美さんの『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』文藝春秋https://t.co/rDq620rIEc
です。おめでとうございます🎊 pic.twitter.com/b72klQXuvu
— 丸善ジュンク堂書店【公式】 (@maruzeninfo) 2019年7月17日
直木賞は大島真寿美さんの『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』に決まりました。浄瑠璃作者の近松半二を描いていて、大阪弁の「語り」が心地よい作品です。 pic.twitter.com/xMFXcP6Lev
— 高津祐典 (@yusuketakatsu) 2019年7月17日
📚『161回 #直木賞 候補作』
朝倉かすみ「平場の月」
大島真寿美「渦 妹背山婦女庭訓 魂結び」
窪美澄「トリニティ」
澤田瞳子「落花」
原田マハ「美しき愚かものたちのタブロー」
柚木麻子「マジカルグランマ」 pic.twitter.com/cCvW6P34Sf— のあ(noah) (@noahanonoah) 2019年7月17日
大島真寿美の出身地や大学は?結婚は?直木賞を獲得するまでの経歴!まとめ
今回は『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』で直木賞を受賞した大島真寿美さんの出身地や大学、エピソードに迫りました。
時代小説は初挑戦にもかかわらず、興味があることはとことんのめり込み、それが作品にぶつけられているエピソードには作品へ命が注がれているのを感じました!
今後の作品にも期待大ですね!