TBSドラマ『アンナチュラル』の主題歌として火が着いた米津玄師さんの“lemon”。
開始から再生数は6億回を突破しているというのですから、ほんとに驚きですね!
謎が多すぎる【lemon】のMV(PV)には、ある意味が隠されているのでは?と考察をする方も少なくありません。
PVの中で米津玄師さんはハイヒールを履いていたり、女性の動きは逆再生していて不自然だったりと、どういう意味が込められているんだろうと考えさせられる内容となっています。
そこでこの記事では、米津玄師さんの【lemon】のMV(PV)はなぜ逆再生なのか?その意味を考察してみました!
米津玄師【lemon】のMV(PV)の逆再生の意味
“lemon”のPVはこちら↓
教会で人々が祈りを捧げていること、そして歌詞から察するに、“lemon”のPVのテーマは「レクイエム」です。
レクイエムとは死者の安息を神に願う鎮魂曲のことです。
亡くなった恋人(女性ダンサー)に対しての想いがこの曲には込められています。
4分半のPVの中で、生きている主人公(米津玄師さん)はあまりの悲しさに立ち上がることもできず、
逆にもうこの世にはいない恋人(女性ダンサー)は光の中で舞い続けます。
対照的な二人の動き。
亡くなった恋人が悲しみの中にいる主人公を鼓舞するように見えてしまいます。
ちなみに、この女性ダンサーは、吉開菜央(よしがいなお)さんという方で、ダンサーや振付師としてもご活躍されています。
今更ながらLemonのMVに出てくる女性気になって調べてみたら、ダンサー・映像作家の吉開菜央さん。
美人すぎて惚れた pic.twitter.com/iKniFAhFLj— ゆーた (@yutabp5c) 2018年10月17日
こちらのご自身のツイッターで“lemon”のPVに出演したことを明かしています。
米津玄師さんMV「Lemon」で踊っています。監督は山田智和さん。すてきな音楽と監督の現場でのひらめきに導かれて踊ることができました。ぜひみてください。
https://t.co/Klvdn8ZpK0— 吉開菜央/Nao YOSHIGAI (@naoyoshigai) 2018年2月27日
さて次では、なぜこのPVで米津玄師さんはハイヒールを履いているのか?
このPVの一番の謎に迫ります!
米津玄師が【lemon】がPV(MV)で履くハイヒールの意味
暗闇でレクイエムを捧げる米津玄師さんとは対照的に、光の中で踊り続ける女性ダンサー。
“lemon”にたびたび登場するフレーズ“今でもあなたはわたしの光”。
きっとこの光は、亡くなった恋人のことを指していると考えます。
光の中で女性の輪郭がおぼろげになり、とても儚く、実態が捉えずらい存在をこの女性から感じられますね。
そこからも、この女性の肉体はこの世になく、魂が舞っているような印象を与えます。
米津玄師 「Lemon」Music Videoを監督しました。https://t.co/sjZUTc7HFL
素晴らしい楽曲です。
是非ご覧下さい! pic.twitter.com/nbCJ2sKEXC— 山田智和 Tomokazu Yamada (@tomoymd) 2018年2月27日
“lemon”の歌詞の最後に登場する“切り分けた果実を分け合うように”というフレーズ、
そして、女性ダンサーのものとみられる赤いハイヒールを履いた米津玄師さん。
このPVの中で決して触れ合うことはない二人ですが、唯一このハイヒールが二人をつなぐものとして存在しています。
切り分けた果実=ハイヒールという解釈につながりそうですね。
米津玄師【lemon】のPV(MV)を逆再生すると…
また、女性ダンサーの動きがおかしいと感じませんか?
それぞれ短い時間なので、始めの方は思い過ごしかな~と見ていると、またおかしい。
体の動き自体もそうですが、髪の毛やスカートの揺れにも違和感を感じます。
ツイッターでこんなPVの検証動画をアップしている方がいました(笑)
少し気持ち悪いですが、はっきり逆再生の箇所を確認できます↓
米津玄師のlemon逆再生してみた
なんもわからないけどなんかありそう pic.twitter.com/mRhqlFMEiR— Tap (@Tapgymnastics) 2018年2月27日
でもなぜ“lemon”のPVでは逆再生する必要があったのか?
これについては、TBSドラマ「アンナチュラル」にも通じる深い理由があるようです!
気になる方は次をご覧ください!
米津玄師の【lemon】のPV(MV)の意味
逆再生のシーンを盛り込んだヒント、それは“lemon”の歌詞のこの部分にあるのでは?と見ております。
どこかであなたが今 わたしと同じ様な
涙にくれ 淋しさの中にいるなら
わたしのことなどどうか 忘れてください
そんなことを心から願うほどに
今でもあなたはわたしの光
引用:米津玄師“lemon”
“lemon”がもし亡くなった恋人に捧げるレクイエムであるなら、「わたしのことなどどうか 忘れてください」と歌うでしょうか?
逆に、亡くなった恋人(女性ダンサー)の気持ちならわかるけど・・・
と、ここでPVを最初に見た時に感じた違和感を思い出しました!
米津玄師さんの心情を歌っているにもかかわらず、冒頭は本人の姿があまりなく、女性の方が多い。。
この疑問、感じているのは私だけじゃないようで、ツイッターでこんな動画を見つけました!
“lemon”の曲はそのままに、映像だけを逆再生しています。
注目は、1分27秒くらいから!
音声はそのままで映像だけ逆再生#Lemon pic.twitter.com/IoIAzNCV2A
— Tap (@Tapgymnastics) 2018年2月28日
1分27秒以降、思いっきり女性目線のPVになってませんか?
改めて歌詞を読んでいくと、予期せずに終わりを遂げた魂の言葉
にも聞こえます。
ここまできて感じたのです、ドラマ「アンナチュラル」で亡くなった人の言葉ではないか?
ここまで深掘りするヒントとなったダンサーの動きも不自然=アンナチュラルでしたよね!
腑に落ちた~と思いました^^;
米津玄師【lemon】のMV(PV)の逆再生の意味!考察をすると信じられない事実が!まとめ
今回は、あくまでも個人的見解で米津玄師さんの“lemon”のPVについて考察してみました。
まったくわからない内容ではなく、観る人にヒントを残し、ここまで意味を深読みさせてくれる、そして何度もPVを再生したくなる、
米津玄師さんの才能を確認した作品でした。
“lemon”の曲は、明るい教会の鐘の音で終了します。
悲しみの中から立ち上がり歩き出す、そんな意味も恋人と自分をつなぐ“ハイヒール”というモチーフから感じることができました。